3コードを移調する。

ほんとにねぇ、はてなは、すごい変なんよね。
なんで「ウクレレ記法」なんてものがあるのか、ってことなんですが。
だってトランスポート機能なんて、おかしなというか、マニヤックなものがあったりするんですぜ。
で、どうせなら上手に使いたいので、3コードの話を書いてみたいのです。
3コードって言うは、音楽におけるコード進行の中で、もっとも一般的というか、代表的なものでして、簡単な曲なら、3つのコードだけで伴奏が成立するって言うくらいに基本的なものなんですね。

大きな流れとしては、ドミナントで始まって、サブドミナントで流れを受けて、トニックで気分が変わって、ドミナントで終わるという、まぁ文章における「起承転結」みたいなもんなわけです。これを知っておくと、よくわからない曲でも、とりあえずの伴奏ができなくもない、みたいなものなんですね。

で、通常は、小学校の音楽の時間で習った、もっとも簡単な調である、「ハ長調=(C key)」で表記されることが多いので、

CFG7C

が、代表例として表示されます。

しかし、この3コードは、キー(=調)によって、組合せが変わるわけです。
Cキーなら上記のC,F,G7,Cなわけですが、Dキーなら、D,G,A7,Gですし、FキーならF,Bb,C7,Fです。

3コードのパターンなんかは、まぁCキーとFキーくらいは覚えてるんですが、全部のキーでどうなるかまでは覚えてない。Aキーだとどうなるんだっけ。とか思うわけです。

たとえば、CキーがDキーに変わる場合は、C→C#→Dなので、+2度の移調ということになります。(このあたりわからない人は無視してちょ。)ある程度のよく使う3コードとかは覚えてるものなんですが、ちょっとキーをあげようとか言う場合はやっかいで、いちいち指を折って数えないとわからないとかになっちゃう。少なくとも僕はね。

で、そういう時に移調が簡単にできたらいいなぁというのがあって、それを実現するのが、はてなのトランスポート機能なわけです。
この機能を使うと、こうやって、日記上にこんなボタンを表示できる。

で、このボタンを押せば、さっき言った移調が簡単にできたりするわけです。すごい。
ちょっとボタンを押してみてください。コードがコロコロ変わるから。
どうです?変わったでしょ?

この記法があると、たとえばこの日記に何かの歌のコード符を書くだけで、手軽に移調が出来てしまうわけです。

カラオケに行ったらキー変更のボタンがありますわな? まぁアレと同じことができるわけです。なので、すごいっちゃぁすごい。
しかし、移調なんて、そんなに頻繁にやることは少ないし、現実問題はカポタストでも使えば物理的に移調はできるからそれでお茶を濁すことくらいできれば充分だと思う。
(カポタストがわからない人は適当にググってください。説明するの大変なので。)
だから、実際のところ、それほど必要な機能とも思えないんだけどね。思えないんだけど、できるってことがすごい。
いや、すごいっちゅうか、「変」だよね。なんだこりゃ。ほんとに。

ということで、トランスポート機能を現実問題、気軽に使いたいと思うとなると、上記の3コードを移調するとか、そんな用途しか思いつかなかったのです。

あとは、代表的なコード進行を移調するとかかなぁ。

CAmFG7Cとか。

ああ、これは便利かもしれない。
今度、よくある代表的なコード進行とか、まとめて書いてみよう。

いやー、しかし、ほんとにマニアックですよ。はい。