お休みは大切です。

ここのところ、この「こころめくり」を毎日更新してるんですが。

でも、これって異常ですわね。やっぱり普通はちょっとはお休みがないといけない。
ちょっと、公表をするつもりはないんですが、このところ精神的に辛い事とか、学びの大きい事とかあったので、その反動というのがあって、連続して書いてるだけなんですが。
まぁ、それはそれとして、精神的に落ち着いてる人なら、仕事をして、お休みを取って、また仕事をしてというパターンで毎日を過ごされると思うのです。

で、これが大脳生理学的には、けっこう重要な事らしいんですね。

たとえば「勉強をしてからテレビを見る」のか、「テレビを見てから勉強する」のか。
どっちでも同じように思えるんですけど、記憶の定着という意味からは、寝る前に勉強してる方が、勉強の記憶が定着しやすいらしいんです。

このあたり、

「上達の型」を身につける―能力アップの実践心理学「上達の型」を身につける―能力アップの実践心理学

という本をいま読んでいて、とても面白いです。

この岡本浩一さんの本はどれを読んでも、本当に面白くて好きなんですが、上記の本とともに、

上達の法則―効率のよい努力を科学する (PHP新書)上達の法則―効率のよい努力を科学する (PHP新書)

という書籍も、とてもおもしろかったので、おすすめしておきます。

で、この岡本さんのご本によれば、せいいっぱい頑張ったら、その後はすぐに休む、というのが良いみたいなんですね。

だから本当はここの日記も一週間書いたら一日休む、くらいの方がいいんだと思うんですね。

(ただまぁ、実は、いまは僕にとっては、こうして日々何か書いてる事が気持ちの整理になってるというところがあったりするわけですが。なので、こうして書いてることが、僕にとっての「お休み」なのです。ということで、ここの日記も、いつ開店休業中になるかわからないので、ご了承くださいませ。)

このあたり、「成長する」という事を頭に置いておきたいと思うのですよ。

勉強しても、忘れてしまっては単なる娯楽と変わりません。定着するから長期記憶になって人生に対する収穫になるわけです。

このあたりは、たとえば恋愛やら、仕事での人間関係のトラブルやらでも同じ事だと思うのですよ。

何かうまくいかなかった出来事にぶつかる。
そしたらそれをキチンと整理して記憶して、次の機会に活かす。
それが「成長する」ということで、つまりは「体験した出来事から学ぶ」って事なわけで。

ということは、体験した出来事は、つねに自分なりに整理して、長期記憶として保管し、次の機会に活かせないと「学んだ」ことにはならないってことですね。

この整理とか、次の機会に活かすとかをしないのが「依存」なんですね。
たとえば、自分の嫌な現実を直視したくないから、お酒に逃げるとか、ギャンブルにはまるとか。

これ、実は当人は「休んでる」つもりなんですけど、全然休んでなくて、パンツのゴムひもみたいなユル〜いストレスをヒタヒタと感じながら、それを直視せずに代償行為でごまかしてるわけですよ。

でもやっぱり勉強するというのと同じで、心に少し負荷はかかるけれども、現実をはっきりと見つめて、それを受け入れる、という事をしないといけない。そうしてはじめて、自分というものがわかるわけで。

で、そういうしんどい事をしたら、やっぱりちょっと「休む」ってのが必要なんですね。その休み方は人それぞれでしょうけど、とにかく「判断の停止」=「アポケー」の状態に、いったんは自分を置かないとダメなんだろうなぁと思うのです。

ちょっとボーっとするというか。
無意識に身をゆだねるというか。

そういう、ある意味「考える事の放棄」とか「意志の遺棄」みたいな状態、ちゅうぶらりんの状態を、計画的に自分の生活に入れておかないとダメだよなぁと思うんです。

そういう「休み」があってはじめて、自分の現実を直視する力も復活するわけですしね。

なので、休んでない人は酒とかギャンブルとか、そういう代償行為に走りやすいと思う。依存して代償行為をするっていうのは、ようは、朝から晩まで、月月火水木金金、ストレスにさらされたままの状態って事だろうと思うし。

みんな、うまく休んでね。
いやほんと。