英語。

今日も「心」とはあんまり関係ない話。

少し前から、一所懸命に英語の勉強をしております。おもにニンテンドーDSの「えいご漬け」かなぁ。
で、これが、毎日コツコツとやると、なかなかにおもしろい。
はじめのうちは、自分の英語の力の伸びなんてわからないんですよ。だから、ほとんど義務みたいな感じで勉強するだけ。
今までで言うと、中学校の英語の参考書を買ってきて、最初の頁から順に再学習したり、英語の単語帳を買ってきて、暗記したり、スヌーピーで有名なピーナツブックスを読んでみたり、中学・高校の英語の教科書を音読してみたりと、そんな感じ。

なんせ、別に仕事で英語を使うわけでもなく、ただ「今後は英語が必須の世の中になるし、キチンと身につけておかねば」という、それだけの発想でやってるだけなんですけどね。

ただ、ひとつだけ言えることがあるわけです。
それは、足を棒にしてドアを叩く、飛び込み営業マンの「確率」のお話しなんですね。

すぐれた営業マンは、「百軒回れば、一軒か二軒は商品を買ってくれる。」という事を知ってるんです。だから、淡々とドアを叩く。

「こんにちわー。○○のご紹介にやってまいりました。」「間に合ってるよ。よそに回ってくれ。」「あ、はい、かしこまりました。とりあえずチラシだけ置かせていただきますので、よろしかったらお読みください。失礼いたしました。」

えんえんとこれを繰り返す。ただそれだけ。

でも、二%の法則を知らない営業マンは、飛び込んだ客先で断られてからも「いや、そう言わずに」と、えんえんとしがみつく。いや、お前、そんな事してるヒマあったら、次行け、次。その方が契約取れるぞって事なんですね。

英語も実は同じでして。

最初のうちは、いろいろ考えたりチンタラポンタラやってたんですが、最近では、もうあんまり考えない。とにかく英文があったら音読する。ひたすら何十回でも音読する。

これがね。そのうちポンっと、自分の実力が上がってるのを感じさせる、一番の近道なんですよ。

たんたんとこれを繰り返していると、実際には何も変ってないとしか思えないわけです。そりゃもうイヤになる。

でもそれは100軒のうちの、まだ50軒目程度のことなんだろうと信じて、ひたすら音読です。

でね。
これを続けていると、ある時、たまたま英語の問題集とかドリルの類を書店で立ち読みした時なんかに、「あれ? この穴埋め問題の答えって at じゃねぇ? そうだよな。あ、やっぱり。」とか実感してしまうわけですよ。

で、これが恐ろしいことに、実は理屈が全然分ってないわけ。(笑)
「なんか知らんけど、ここにtoは入らんわなぁ。これはatですよ。」とわかっちゃうわけです。
わかっちゃうんだからしょうがないよな。だってそうなんだもん。そうでしょ?

ようは、世の中そういう事なんだよ。
淡々と当たり前の努力を続けてるかどうか、なんだよ。
で、その成果は、ある時、突然に偶然であるかのようにわかっちゃうものなのだ。
不思議だけど。

なので、世の努力人よ。あきらめることなかれ。ひたすら淡々と努力せよ。日々出来る範囲で良いのだ。ある時、その努力は、思いもしなかった偶然によってぱぁ〜っと花開く時がくるから。二%の法則は、まぁたいていの事に当てはまると思う。

96軒目まで回って「やーめた」とか言わないようにね。
うん。