スキルってのは上がるものなのだ。

とにかくね、最近思うのは、「スキルってのは上がるものなのだなぁ」という事です。

実はウクレレの練習の話なんですがね。でも多分、それだけではないと思うのだなぁ。


私はウクレレの教室に習いに行ってるわけですが、習う曲にも「簡単なもの」と「難しいもの」というのはあるわけです。

で、「難しい曲」がひとつありまして、一緒にならってる人達全員が「うぎゃー、これは難しいですよ〜」と音を上げてたんですね。
あまりに難しいから、途中でやめてたり、あるいは発表会とかには出せないから、発表会前に練習を中断したとかですね。そういうことで中断した曲があるわけですよ。

で、これが、習いに行ってる仲間たちもしつこい人達で(笑)、「前に中断したから、もう一回やってみましょう」と、実は今、三回目の練習期間に入ってたりするわけです。

三回目ですからね。
実は、簡単にできるところは、けっこう安定して弾けるわけです。

でも、難しいところは相変わらず難しいんですねぇ。ゆっくり弾けばなんとか弾けるけど、少し早くなると、とたんにガタつく。
これがまたリズムの速さが魅力の曲なので、ある程度のスピードで弾かないとカッコがつかない曲なんですよ。

ちゅうことで、先生が、「とりあえず出来るところまで弾いてみましょうか」と、とにかく弾きはじめたわけですよ。その難しい曲を。

そしたらねぇ、けっこうカッコがついてるわけです。完璧というわけではないけど、まぁそこそこ行けてる。前とは随分と違う。けっこう安定している。


おーーーー。進歩してるやんけ。


って事ですね。

でも、これって、楽器の事だけでもないんですよね。恋愛とかでも同じことなんだ。
私はもともと、ちょっとばかり女性恐怖症というか、エッチ恐怖症というか、そういう人だったので、恋愛が全然前に進まない人だったんですよね。

でも、一度こういう事を乗り越えると、繰り返しには耐えられるんですよねぇ。
失恋しても、次に移って行って、それでこなしていく力みたいなのはちゃんと身に付いてる。スキルアップしてるんですね。

でも、スキルアップするかどうかは、このウクレレのように「ちゃんとできてなかった」という認識があって、それに「もう一度チャレンジするぞ」というめげない気持ちがあってはじめて成立することなんですね。

自分がちゃんとできてないのに、その出来てないところを自覚もせずに「相手が悪かったのだ」と言ってる間は、まぁ進歩はありません。同じ事の繰り返しで、「なぜわたしの恋愛はいつもうまくいかないのか?」と悩む事になってしまう。

「なんで肝心のところで、あの人はあんな事を言うのだろう」とか「なんでいつも、相手のせいでうまくいかなくなるのだろう」とか、つい言ってしまったりするわけですが、まぁ、そんな事を言ってる間は、ずーっと同じ失敗を続ける事になるんですよね。


だって、自分が失敗のタネを撒いてるわけですから。

あー、このあたりは当たり前の話なので、割愛。

とにかく、楽器の練習で音を外した時に「しまった!」と思う感覚と同じように、恋愛であれ、人間関係であれ、事実を正しく見つめて、「私はこの部分でまちがっちゃったよな」と、「反省」するスキルさえあれば、まぁけっこうその手の力も上がっていくんです。

なので、頑張りましょう。ちゃんと反省しましょう。
知らず知らずのうちに、人間としての品性は上がってるものですから。

はい。