自分を変える秘訣。

最近少し分ってきたことがあります。
それは、自分というものを変えるための秘訣です。

ここでちょっと考えたいのは、「変える」というのはどういうことか? という事です。


変っていくにしても、自分の望まない方向に変ってしまったのでは、意味がないですね。変るなら、自分が思う方向に変らないと意味がない。

で、「この方向に変りたい」と思って変るのは、おおむね「成長」と考えて良いように思います。

たとえば、毎日勉強していた人が勉強しなくなったとしても、それはその人にとっての成長なのかも知れないわけです。

まぁ、そこまで大きくテーマを広げておいて、です。

基本的に「変る」ためには「変らない」事が大事であるように思うのです。

ものすごく矛盾したことを言ってるように思われるでしょうが、矛盾はしていません。たとえば、ダイエットを考えればわかりやすいのです。
痩せたい!と思って、急に食べる量を減らしても、それは結果としてリバウンドがやってきて、逆に太ってしまったりします。

しかし、本当に痩せたいと思うのであれば、毎日、ほんの少しの食事制限と、いままでバランスの悪い食事をしていたのならバランスの是正、そして、ほんのわずかの運動を「変らず」に続ける事が必要なんです。

分るでしょうか?

変るためには、毎日ほとんど同じ生活を続けながら、「ほんの少し理想に近づいた行動」を、「変らずに続ける」という事が必要なわけです。

大事なことは、メインとなる、大きな生活態度を、あまり変えようとしない、ということなんですね。自分の無理のない生活の中に、変るための要素を、出来る限り小さい負荷で組み込んでいくことが大切なんです。

要は「自分の生活リズムを変えずに、大きな目標にそった行動を少し変える、あるいは追加する」というようなことなわけです。

太ってしまった自分、というのも、実は、そういう過程を経て「太った自分」に変ってしまったわけです。であるなら、太っていない自分に戻るためには、逆の過程が必要だ、ということなんですね。

ほんの少しだけ理想の方向に舵を切る。少しでいいんです。

というか、少しでないとまずい。
あんまり舵を切りすぎると、どっちを向いていたのかわからなくなってしまうんですね。
だから少し舵を切って、太陽との関係で、どのくらいカーブしたのかを実感しておく。そういう事が大事だと思うのです。

なので、「変るためには変らない事」というのは、ようは「毎日呼吸するくらい簡単にできるような事に変化のタネを埋め込んでおく」という事になります。

あー、これ以上は話が長くなるので、また今度。
ではでは。