子供のころに帰る。

人間関係でもめたり、傷ついたり、落胆したり。
あるいは、どうしても思い通りにならなかったりしたときに、「いったいどうしたらいいんだろう」と悩むことはありませんか?
僕はあります。

で、そういう時の解決策というのが、けっこうやっかいでして、うまく行ってない時は、その相手に働きかけても悪化はしても好転しないわけです。

じゃ、どうするのか。

どうするもこうするも、実は何も手はないんですね。どうしようもないものは、実はどうしようもない。とどのつまりほったらかしにするくらいしか手がないってことはあるんです。

たぶん、現実社会でうまく行ってない事は、ほとんどの場合は自分の内面の反映なんですね。

それも表面的な「考え」の反映ではなくて、心の奥底、潜在意識の反映なんです。

だから、うまく行かない事、イヤな事が起きたときには、まず起きた出来事を素直に受け入れて、「ああ、こういう事が起きているな」とまず事実を淡々と認識したあと、その出来事のどこがイヤなのかを「自分に問いかける」という事をしないといけないんですね。

「イヤだなぁ」と感じてる自分がいてることを、まず認識する。


イヤなんでしょ? そう「イヤ」なんです。なにかを拒絶してるわけです。いったい何を拒絶してるんでしょうか?


この答えは、なかなか回答が得られないものですが、その時に重要になるのが、自分の子供の頃の記憶です。
自分が何を好きで、何を嫌いだったのかを思い出してみる。
そうすることで、自分の好き嫌いがはっきりとわかってくるんですね。

で、それがわかったら、「はっ」と気付いたのですよ。
自分を大切にしてなかったんだって。
「イヤ」と感じるのは、自分が無理をしてたからなんですね。無理をして回りに合わせてたりする。
それは元々「無理」なんだから、回りにとっても不快なわけです。身近な人ほど、その「無理をする不快」を直感的に感じ取ってしまう。

なので、まず自分に優しくするという事をしないといけないんですね。
それを知るには、子供の頃に帰って、自分という人が何を喜ぶ人間なのかを、もう一度確かめてみるという作業が必要なんです。

そういう作業をしないと、ほんと、自分が糸の切れた凧みたいに、どこに飛んでいくのかわからない、ふらついた人間になっちゃうんですよね。
いや、ほんとに。