「寝覚まし時計」だっ!!!!!
眠りに関して、僕としては、どうも画期的なツールというか、方法論を手に入れたように思います。
まだ、数日しか試してませんが、かなり効果がありまして、これで相当、思い通りに「寝ズレ」をコントロールできるようになるのではないかとかなり期待してます。
いや、多分、これは相当に僕にとっては画期的だと思うなぁ。うむうむ。
と、もったいぶって書いてますが、答えはものすごく単純で、「寝る時間にタイマーをかけておく」という、ただそれだけの事なんです。寝るべき時間になったらタイマーが鳴る。そしたら、その時何をやっていようと、とにかく寝る。それだけの事なんですね。
しかし、これが実に効果的。もう、ずっと、どうしても超えられなかった「夜3時の壁」を、やっとラクラク超える事ができました。いやー、希望の光が見えてきました。
きっかけは毎日つけていた睡眠記録なのです。
とにかく記録だけはつけておかないと、現実の自分が見えない!と思って、毎日、朝起きるたびに記帳してたのですが、その記録を、ジ〜〜ッと見ていたら、どういうわけか、朝の「早起き」は無理なくキチンと実行できているんですよね。この数ヶ月を見ても必ずできている。
なのに、「早寝」の方はとにかくダメなんですよ。全然ダメ。ガタガタなんですね。「寝よ」と思いながらも、そのまま起きていて、で、結果的に、いつも同じ時間にしか寝れない。早寝ができない。早寝はかなり難しい。ほんとに深刻な気持ちになっておりまして。
で、いったいこの「早寝」と「早起き」の成績の違いはなんだろうか? と改めてじーーーっくり考えてみて、ハッと気付いたのが、
目覚まし時計
の存在だったわけです。朝は「目覚まし時計」をかけて起きるから、「早起き」は難しくなかったわけです。
ようは、ツールを使っていた。道具を利用していたわけです。何も考えずに、道具に起こされるままに起きていたんですね。
しかし、「早寝」の方はそうではない。ただひたすら「早く寝るんだ!」という「意志」のみだったんですね。
そんなものね、「意志」だけでどうにかなるモノじゃなかったんですよ、「早寝」というものは。
早寝なんて簡単に出来る!(はずだ)と最初は思ってたんですが、そうじゃない。実は一番難しくて困難なのが「早寝」なんですね。本当に難しい。(少なくとも僕には。)
早寝が難しいのは、理由は2つありまして、
●就寝2時間前が一番寝にくい。(体温が高い)
●一日のうちで就寝前が、一番脳が疲れている。
という事なんです。
まず「体温」の方ですが、これは経日変化がありまして、この体温の変化こそが睡眠の「眠たい」という感覚と密接につながっているらしいのですね。で、だから何の工夫もしなければ、就寝時間というのは日々固定です。変らないのが本来です。
逆に言うと、「寝ズレ」が起きてしまった後に、そのズレを修正するのは大変だ!という事なんですね。
で、この体温の変化に関しては、多分「入浴」が効果的です。「体温が下がっていく過程」で眠気を感じるのだから、入浴によって多少の体温コントロールが可能で、眠気を調節しやすい。(入浴は体の表面は暖めますが最深部は逆に冷えるのだそうです。)30分前後の入眠時間の修正なら、これでOK!という気がする。
なので、入浴を決まった時間に行えば、多少の睡眠時間の前倒しもできなくはない!というのが、このしばらくで感じてた事なのですが、それでもやっぱり「3時超え」だけがどうにも出来なかったんですよ。
なんでかというと、これは結局、理由の二つめ、「脳の疲れ」の問題なんですね。
ようは、人間というのは、寝る前が、一日で一番アホな時なんですよ。
だから判断がおかしい。
ぐっすり寝た後の朝は、判断力もしっかりしてるから、まぁまぁ大きなブレは出ないんですが、寝る前の頭というのは、すでにゆっくりと回転が落ちてきているところなわけです。それほど回転しない。
だから、もう寝てしまえばいいのに、どうでもいいテレビ番組をみてしまったり、ゲームをしたり、ネットサーフしてみたり、ほんっとうに、やる必要のないことばっかりしてる。身に覚えないですか? ここを読んでいるあなた! 少なくとも僕にはあります。というか、毎日そればっかしなのよ。バカなのよ、まるで。
で、それは一体何をしてるかというと、ようは「眠気」が来るのを待ってるだけの話なんですね。体温が下がって来ないと寝れないって事は経験上知ってるから「待つしかない」と自分で分ってるわけです。
だから、これを、まず入浴で眠気を作る事で早めるわけですが、その「風呂に入るのを少し早めにする」という事自体がパターン化されているので、なかなかサッとできないわけです。もう頭がバカになってきてますから。
友人で、僕と同じく夜光族というか、ついつい遅くまで起きてる奴がいまして、「なかなか寝れないのは『寝るのがもったいない』からなんよなぁ。」って言ってまして、それは、感覚的にはよく分かるわけです。
ね。たとえば寝る前に小説読んでたとするじゃないですか? で、良いところまできたら、やめられなくなって、つい続きを読んでしまう。いや、本当に面白い本は、本当にやめられないものなんですけど、そうじゃなくて「そこそこ」の面白さでも「なんか寝るのがもったいない」とか思って読んじゃうとかね。
でも、違うのだ!
それは違うのだ!
それは単に「頭が疲れている」というだけの話で、「適当に切り上げなければならない」事柄なのだ!!!!
だから、この「頭が疲れている時」に「意志の力」なんか役に立たないのですよ。もう、無理矢理、強制的に「寝る時間だから寝なさい!」とやるしかない。
でも、この「強制」を実行する方法が、いままで見つからなかったんです。でも、なんの事はない「目覚まし時計」の就寝版を設定してやれば、それで良かったのだという事に気付いたのであります。
具体的には携帯電話に一日に何点かのアラームを設定する機能がついてたので、それを使ってるんですけど、これはなかなか効果的です。
飲みにでかけても「終電前に飲み終わる」っていうのがあるじゃないですか? 酔って頭がボケボケでも、終電の時間だけは意識してるっていうのが。
あれと同じなんですね。とにかく寝る時間がきたら鳴る。鳴ったら四の五の言わずに寝る。そういうやり方です。
ほんとにね、これでないとダメだわって思うのですよ。
まあ、もっと具体的に言うと
●入浴タイム
●歯磨きタイム
の二段階に設定してるんですけどね。寝る前には歯を磨かないとダメだし。
もうね、あれです。重い荷物を運ぶのに、手で持ってハァハァ言うなんてアホな事してたらアカンのですわ。台車とかネコ車とか、ラクに運べる仕組みや道具を使う。そういうことですね。がんばりとか意志とか努力とか、そういうパワーを「手で運ぶ」の方に使ったらダメなんですよね。台車を用意するとか、そういう仕組み・環境作りの方に割かないと。
大枠、そういう事だよなぁ、と気付いたような事であります。はい。
あーあ、いままで何やってたんでしょうね、私は。トホホホ。